スマホの使用満足度を向上させるために、格安SIMを利用して乗り換えやデュアルSIM運用で追加契約するなど大いに試行錯誤をしていくべきだと思います。そこで気になるのが契約事務"手数料"などの初期費用です。広告を目にする限り無料が多そうですが、実際、各社、どうなっているのか調べてみました。
この記事を作成する上で、キャンペーンを考慮すると複雑になるので、キャンペーンなしの場合で見ていきます。乗り換え時にはMNPを伴う場合がありますが、このことも内容を複雑にしますのでMNPについては別記事で扱いたいと思います。
さあ、主要各キャリアの状況がざっと把握できますよ。
乗り換え元にかかる解約"手数料"がかからなくなった!
「2019年10月法改正により2年縛り廃止で大手キャリアの解約金0円へ」
まずはこのことを先にお話ししましょう。2019年10月1日に電気通信事業法が改正されたことにより、「2年縛り」と言われた、『2年の継続利用を条件に基本料金を割安にするが、更新月以外に解約した場合は9500円の違約金がかかる制度』に見直しが始まりました。
この流れから、2022年4月以降は、大手3キャリア(NTTドコモ、au、SoftBank)の解約金は0円となっています。
大手4キャリアの契約事務"手数料"比較
大手4キャリアの契約事務"手数料"を表にまとめました。楽天モバイルは最強プランの内容にて、NTTドコモが2023年7月1日改定、auが2023年4月20日、SoftBankが2023年6月1日改正の最新版です。
楽天モバイル | NTT docomo | au | SoftBank | |
新規契約 | 0円 | 3,850円 | 3,850円 | 3,850円 |
機種変更 | 0円 | 3,850円 | 3,850円 | 3,850円 |
特記事項 | 店舗もオンラインも同額 | オンラインでは無料 | オンラインも同額 | オンラインでは無料 |
格安SIMの各種"手数料"比較
楽天モバイルと格安SIM各キャリアの"手数料"を表にまとめました。格安SIMの場合、事務"手数料"の他にSIMカード発行"手数料"がかかります。表の値には有料と表現しますが、有料としているものは事務"手数料"は約3,000円(税抜)、SIMカード発行"手数料"は約400円(税抜)程度と解釈してください。
格安SIMの場合、大手キャリアと異なり、SIMカードを契約して入手し、用意した端末に自分でそのSIMカードをセットするので機種変更"手数料"という概念はないですね。その代わり、端末変更に伴って物理SIMからeSIMへ変更する(またはその逆もしくは物理SIMのサイズ変更)再発行"手数料"というのが必要になる場合はありますね。
新規契約 | SIMカード 発行 | SIMカード 再発行 | eSIM 再発行 | |
楽天モバイル | 0円 | 0円 | 3,300円 | 0円 |
ahamo | 0円 | 0円 | オンライン 1,100円 チャット 3,850円 | オンライン 0円 チャット 0円 ドコモショップサポート料 3,300円 |
UQモバイル | 3,850円 | 0円 | 3,850円 | 3,850円 |
povo2.0 | 0円 | 0円 | 当面無料 (3,850円) | 当面無料 (440円) |
Y! mobile | ショップ 3,850円 オンライン 0円 | 0円 | ショップ 3,850円 | ショップ 3,850円 オンライン 0円 |
LINEMO | 0円 | 0円 | 0円 | 0円 |
OCNモバイルONE | 有料 | 有料 | 2023年6月26日で新規受付終了 | 非対応 |
日本通信SIM / HISモバイル | 3,300円 | 3,300円 | 1,100円 | |
J:COMモバイル | △*1 | 0円 | 2,200円 | 0円 |
IIJmio | 3,300円 | △*1 | 2,200円 | 220円 |
mineo | △*1 | 有料 | 再発行事務"手数料" 2,200円 SIMカード発行 440円 | 440円 |
AEONモバイル | 3,300円 | 3,300円 | 非対応 | |
nuroモバイル | 3,300円 | 有料 | 3,300円 | 3,300円 |
この中では楽天モバイルとLINEMO、ahamoは敷居の低さという点で素晴らしいですね。キャンペーンまで使えば、相当お得に試すことができるんじゃないですか。今のところ、povo2.0も試しやすそうですね。
まとめ
まずは、以前と比べて、2年縛りがなくなったことで"手数料"負担がなくなり乗り換えは相当しやすくなりましたね。
楽天モバイル、LINEMO、povo2.0、ahamoはとりあえず"手数料"負担がなく、敷居が低くていいですね。その他のところは、キャリアの料金プラン、通信性能、独自サービスの特徴が利用する方にとって好都合なことがあるかどうかとキャンペーン次第でユーザーの魅力が生まれますね。
乗換えや追加契約を検討するに当たって発生コストがどうなっているかまずは気になってくると思い、調べまとめてみました。なお、最初にも述べましたが、MNPに絡む要件については別記事で紹介したいと思っています。